編集者 商品
編集者とは、著作的な編集を行う人と、出版業界用語で編集実務を担当する人のことを指します。多くの人が編集者という言葉を聞いて想像するのは後者でしょう。編集者の仕事は広義では人々に知識、情報を伝えることであるので、編集者として活躍するためにはあらゆる分野の豊富な知識が必要とされるほか、時代の流れに関する感度も高くなくてはいけません。また、編集者には昼も夜も休みも関係なく働くことが多いので、豊富な体力も求められます。つまり、編集者として働くには文武両道でなくてはならないということですね。まず、運動して体力をつけることから始めましょう。

見城くんステキ!フテキ!ビョウキ!

「編集者という病」というタイトルは違う。「見城徹という病」である。
彼の仕事の原動力は劣等感である。容姿、あだ名、運動神経etc。
転じて個に対峙する共同体への憎悪。赤軍派の奥平剛士を尊敬し、9.11の実行犯を肯定する。
このような人が社会の公器である会社を作り上場させてはいけない。社員や株主を困惑させる。
「自分は自殺すると思う。」というのなら、一個人としての人生を全うすべきであった。

編集者という人種には何人も会ったが、皆常識人であり、著者の人間性は特異である。
また彼の定義する「表現者」は、一部の表現者に当てはまるにすぎない。
しかし、類は友を呼ぶで病んだもの同士が出会うものらしい。作品も闇の臭いが残る。
この男との接点がなかったなら、尾崎豊にもまた別の人生があったと思う。
著者と全く違う手法でよい本を作っている編集者は大勢いるのだ。

「これほどの努力を他人は運という。」と言い放って内心ほくそ笑んでいるようだが、誰も真似したいとは思っていない。本は売れても魂は清まらない。何かに頼りたくもなるだろう。
石原慎太郎と五木寛之がこの人の看板のようだが、二流の作家との付き合いをいつまでも誇れるものだろうか。

もっとも、業界人でこの本の内容を信じている人はいないようだ。

たとえば「ダディ」。この本はミリオンセラーになっていなかったという。
そういえば、中古書店で新本が大量に安売りされている時期があった。
さらに企画を持ち込んだのが郷サイドの某氏との話。となると、ゴルフ場で郷から悩み
を打ち明けられた著者がその場で口説き、秘密裏に仕事を進めたというのは作り話になる。
一事が万事?  世間を欺いている。  
「これほどの努力を他人は成功とよぶ」 わけがない。   

著者が叫び続ける編集者としての大義名分も、昼の光の中で見えなくなった。
過激派で火炎瓶を投げていた学生時代から、精神は進化を遂げたのだろうか。

(ウナギイヌ   花の都で   タコ踊り)

 

この編集者になら、書いたものを託したくなる

 編集者として、いかに書き手と濃い時間を過ごし、よいタイミングで作品を託してもらえるかがよく分かるし、もし自分が書き手であっても、著者に作品を預けようという気になるだろう。
 但し、著者のこのような姿勢で「売れなければ、良い本ではない」との会社のものさしを変えない限り、売れる作品は手がけられても、残さねばならない作品がどのぐらい出版できようか?    特に社長が今も現場で、300人もの書き手のキンタマを握っている状況で、慎太郎のような権力者とつながっていれば、タブーも多かろうし、体制側に弓を引く本がどれだけ出せようか?      その意味で、娯楽本には強いが、ルポなどは見当たらない幻冬舎の作風が理解できた。

 本書は書下ろしではなく、インタビューや他誌への投稿短文の寄せ集めであり、内容がかぶっている部分も多く、著者の生き方同様の内容の濃さを期待していたので、少しがっかりした。

漠然としたものではあるが

編集者というとどういった仕事をする人々なのか、
外から見ていると不思議な職種でもある。

本書は幻冬舎代表取締役である著者の今までの仕事振りを振り返る自伝的な作品である。
著者(表現者)たちとのまさに全身全霊を使った付き合い。これが編集者だといわんばかりである。

「編集者とは」というものを体現したような仕事振りには圧巻。

編集者として有名になるには

今活躍している編集者あるいは作家の人たちは大学卒業時点での就職活動において出版社を何社か落ちていることが多いみたいである。書籍というものを作り上げるのは豊かな経験と熱い情熱などセンスの部分が結構決め手となるのかもしれないと思わせてくれる。3人の大家と3人の若い才能と手を結べという教えなどは、理にかなっていると思う。

仕事の作法

この本は、仕事をするとはどういう事なのか?という根本的質問に答えた見城氏の経験談です。「自分を感動させてくれた人と仕事をしたいと願う。」 これなんです、見城さんの仕事の根本は。自分を感動させてくれた人を「本」という媒体で表現し、それをマス(大衆)に知らしめ、売って売って売りまくれる作品を出版する。それが彼の仕事の作法なんです。この本には、彼を感動させた日本を代表する音楽家や作者が登場し、彼との関わりを描いてます、そうやって生まれてきた本が、売れないわけがない。と思わしめた本です。

最近読んだ本の中でも結構、楽しく読んだ本です。