デザインセンスと テクニカル
余白は広くて読みやすいが、
過剰に写真を使っているページがあり、
読後感としては、半額程度の値段が妥当かと。
翻訳された技術書には、冗長な文章や
スベっているジョーク、日本語の繋がりがチグハグな流れもあって、
即戦力として活躍するというよりは、読み物的な要素が多い。
次世代のWebデザインを学ぶために
タイトルからはワークフローに特化した本のように思えますが、実際には1.ブラウザや実装されてないCSSプロパティに対する考え方、2.コンテンツ中心のワークフローの提案、3.グリッドを中心としたデザイン手法、4.CSS2.1やCSS3を使った手法紹介の4部から構成された本で、ワークフローに関しては1/4程度です。
写真がふんだんに使われていて非常に綺麗な本となっており、HTML,CSS系の本というよりデザインの本に見えます。しかし、内容はしっかりしておりHTML,CSSの知識がないデザイナーが見た目にだまされて買うと難しくて読めないかもしれません。紹介されている技術は海外(主に英語圏)でのテクニックも多くsIFRなどそのままでは使えないものもいくつかありますが、海外のWebデザイン手法を学ぶ本としてみれば非常に有用です。また、翻訳は非常に読みやすかったです。
デザインとマークアップ(コーディング)をともに行うデザイナー、デザイン手法に詳しくないマークアップエンジニアで、ただ作れるレベルより先に行きたい方におすすめです。
デザイナーに勇気を与える好著
従来の規約説明中心のWeb標準Bookとは明らかに異なるWebデザイナーからのWeb構築手法提案を行う。Web制作進行上の問題と思える「互換問題」、特に近頃悩みのタネとなるIE6・IE7互換や、CSSファイルのメンテナンス性などに対して、「Transcendent CSS=卓越したCSS」を旗頭にCSS3まで視野に入れたデザイン分野からのワークフロー提案を行っている。
特に注目したのは、<div>タグのネストによって無理やり押さえ込んでいるfloatレイアウトの問題に対して、position absolute指定で簡素な<div>タグコーディング提案している第2部だった。
DOMのスクリプト紹介も出ていて、さっそく、ご本人のサイトから、サンプルを入手してコーディングしてみたのだが、サンプル自体はabsolute指定していなくて、改めて紹介されているDOMスクリプト「si-clear-children.js」を参考に修正し直す必要があった。書籍通りにコーディングしているとハマる事になるので注意されたし。
また、JavaScriptプログラミングのテーマともなる「Progressive Enhancement=控えめなプログラミング」の立場から言って、こうしたDOMスクリプティングでの解決が、さて本当に正しいのか、サーバーサイドでの解決法も含めて意見の分かれるところかもしれない。
ともかく、Webデザイ・サイドからのWeb構築基準やWebデザイン発想の書籍としては、大変勇気づけられる書籍と思う。
この本に出逢えてよかった!
この本の冒頭には「この本ですが、いきなり読むのではなく、まず"見て"ください。」とかかれています。そのことばどおり、美しいグラフィックの数々がギャラリーや美術館をめぐるようにちりばめられて、クリエイティブなセンスをいきなり刺激します。この本はコーディング指南書でもありながら、WEBに携わる人間として、5年後、10年後をみすえて、今どのようなこころがけで、何をしていかなくてはならないかを的確に述べていると思います。
私が驚くのは、著者Andy Clarkeの論理の展開のアイデアです。1枚の写真や、テレビのトークショーの会話をもとに、あなたならどのようにこれをマークアップしますか? と、おもしろクイズのように問いかけています。マークアップするときにはそれに対して意味づけをしなければならない、ということをわかりやすく説明していると思います。
またグリッドについての説明も、ありきたりな2カラム3カラムとかの説明ではなくで、建築や新聞をもとにグリッドからつくるデザインがいかに強くて美しいかを説明してくれています。
この本はコーダーも大変おもしろく読めるとおもいますし、私のように現代美術が好きな人間や、ミュージシャンもきっとうなずくような内容であるとおもいます。要するに、技術とアートの両面について語っているのです。それは著者が「デザイナーはデザインを行う上で技術的な面も理解しておき、また開発者はビジュアルデザイナーの仕事をこれまでと違った視点から見られるよう自身以外の興味の範囲外にも目を向けておく、こうした姿勢が大切なのです。」と述べていることからもわかります。
日本では数々のWEB標準の技術書が出ていますが、こんなおもしろい本は日本人はなぜ書けなかったのか、ということは反省材料になってもいいと思います。それを考えるのが私たち日本人がWEBという土俵でどんなオリジナリティを具現化させていけるのかを考える糸口になるかもしれません。日本の技術本は昼間読んで、このWebデザインプロフェッショナルワークフロー・バイブルは夜寝る前読む、見る、というのが最近の楽しみです。この本を読んだからといって、すぐにWEBがつくれるわけではありませんが、ぜひとも他の技術書と併用して読んで欲しいと思います。Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル (Web Designing BOOKS)
「バイブル」という名がピッタリの良書。
Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル (Web Designing BOOKS)
本書を手にとって、ペラペラとページをめくり、「ニヤリ」とした人はきっとコーダーな方。もしくはコーダーの素質がある方かもしれません。
この本自体が、見出し(h)があって、段落(p)があってリスト(li)があって・・・と、まるでW3Cに準拠しているような感じ。読みやすい。
Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブルを深く理解していけば、デザイナーとコーダーという最強タッグで芸術品を作りあげることが出来るような気がします。
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